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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[895]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/24(水) 18:10:51 ID:???
***
ダイヤ→ レズリーだ。……おや? ロリィも一緒だぞ。
「くぁ……やっぱりか」
『まあ、手紙にもそう書いちゃったしねえ』
森崎が僅かに肩を落としたのは、レズリーの隣に大きなクリーム色のリボンが揺れるのを見た瞬間である。
『―――宜しければ御友人をお誘いの上、お越しいただければ幸いです、ってね。
ま、この逃げ道がなければ来てくれなかったかもしれないし、仕方ないね』
「……何か嬉しそうじゃないか、お前」
『そんなことありませ〜ん。じゃ、ガンバって!』
「あいつめ……」
ひらひらと手を振って中空へと舞い上がる相方を見やって小さく舌を打った森崎が、
しかし天高い太陽を見て思い出す。
「……おっと、時間がないんだった。お〜い、こっちだ!」
声で気づいたように、少女たちが森崎の方を向く。
瞬間、ぱっと満面の笑みを浮かべたのがロリィ、複雑そうな顔をしてみせたのがレズリーである。
二人は人ごみをかき分け、近づいてくる。
「わ〜い、お兄ちゃんだ!」
「こら、ロリィ。人が多いんだから走るんじゃない」
「は〜い。……えへへ、レズリーお姉ちゃんに怒られちゃった」
言われながらも森崎の眼前まで駆け寄り、ぺろりと舌を出してみせたロリィは、
夏至祭で見たときとは雰囲気が違う。
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0ch BBS 2007-01-24