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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[911]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/26(金) 17:47:53 ID:???
***
ダイヤ→ 確か以前に埠頭で見かけたスキンヘッドだ。長棍を磨いているぞ。
天幕の隅でこちらに背を向け、得物らしき棍を磨いている男。
顔は見えなかったが、その禿頭と背格好、そして何より特徴的な得物を見紛うことはない。
『あの人、キミがこの国に来た日に会った……』
「トサカ野郎の兄貴……だな。名前は何て言ったっけか」
夕暮れの埠頭。
ソフィアに絡んでいたチンピラを叩きのめした森崎の前に悠然と立ちはだかった男である。
実際に刃を交えることこそなかったが、ただならぬ棍捌きは印象に強く焼き付いている。
『ええと……確か、元地区警備隊の、地廻りのサム……だったかな』
「……よく覚えてるな」
『えっへん。ところで地廻り、って?』
むふー、と得意げな顔で胸を張ってみせた小さな相方に、森崎が説明する。
「まあ、俺らの郷でいう目明かしみたいなもんだ」
『要するに権力の狗、兼ヤクザだね』
身も蓋もない言い草に、森崎が苦笑する。
「……ま、元ってからには、そっからイヌを取っ払ってやんな」
『単なるヤクザじゃない』
「今はな。まあ、聞いた頃には分からなかったが、地区警備隊……区警といやあ
軍の中でもこの首都城塞市中の犯罪取り締まりを担当してる隊だ」
『ふうん。……大したことなさそうじゃない』
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0ch BBS 2007-01-24