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【全国の】キャプテンEDIT40【壁】


[466]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/14(火) 02:35:03 ID:???
〜数時間前〜

試合の会場近くの運動公園。
渡会への特訓は、そのサッカーグラウンドを利用して行われていた。

やす子「はい、また抜かれた! 相手に迫られるととりあえず前、ってのが君の悪い癖よ!
時にはどっしりと構える余裕も見せる! それが相手を惑わすことに繋がる事もあるって、覚えておきなさい!」

渡会「は、はいっ!」

試合の開始前からみっしりと、改めてキーパーのイロハを教え直す。
先日の花輪中戦。レッドカードに繋がるとびだしをした原因は、渡会の心理の裏に隠れた自信の無さ、と飯地は見ていた。
頼れるセンターバック・輝林の陰にいた渡会は、それに劣等感を感じる一方で頼りにし過ぎていたのではないか。
その余りに輝林と気脈を合わせようとし過ぎて、必殺セーブを使う余裕があったのに無闇にとびだしたのではないか。
それが飯地の分析である。
これを矯正する方法はただ一つ。
もう一度渡会に、基礎からキーパーのなんたるかを教え直し、正GKとしての自覚をより確かなものにすることである。

やす子(ある程度方向性の固まった渡会くんを、急激にパワーアップさせるには、まず基礎に立ち返らせることが重要!
とても一日の特訓だけでは出来ることじゃないけど……だからこそ、やり甲斐がある! も、燃えてきたわーっ!)

そうして、己の熱情のままに特訓に打ち込む飯地。
が、運動公園のグラウンドにはそんな光景を見つめる視線が――


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0ch BBS 2007-01-24