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【妖精審判は】キャプテン霊夢23【いつでも公平だ】


[998]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/12/29(土) 22:31:18 ID:???
その後も王様ゲームは続けられ、ちょっとしたトラブルもあったものの概ね皆が楽しめる
結果に終わり、宴会もといクリスマスパーティは一層の盛り上がりを見せる。

そんな中、霊夢は喧騒を抜け出して縁側に座っていた。
特に理由はない。強いて言うなら何となくだ。

霊夢「あ、雪……この分だと明日は少し積もるかしら」

気が付けば空も暗くなっており、ちらほらとだが雪も降り始めている。
そういえば前に早苗が何か言ってたな、ほわいとくりすます、だっけ、
なんて事を思いながらその光景を眺める霊夢。

ふと、誰かの気配を感じて振り返る。そこには華扇の姿があった。

華扇「隣、良いですか?」

無言で頷く霊夢。華扇はそれを確認し、スッと霊夢の隣に座る。

華扇「楽しそうですね、霊夢」

霊夢「そうね……。1年前は正直こんな事になるなんて思わなかったけど」

華扇「そうですね。まさかこの神社が参拝客で賑わう日が来るとは思いませんでした」

霊夢「素敵なお賽銭箱はあちらよ」

軽く冗談をかわす二人だが、その後は少しの間沈黙が流れる。
もっとも、互いに居心地が悪いとは思っていなかったが。

霊夢「時々思うのよ。私、こんな事してていいのかなって」

何が、とも何故、とも言わない。ただ、華扇はなんとなくその意味を察していた。


0ch BBS 2007-01-24