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【覇者の称号】キャプテン森崎44【カンピオーネ】


[127]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/26(金) 12:01:40.75 ID:nnTuDflU
ストラット「…と言う訳で、俺はなんとかミアータとの約束を果たせそうだよ」

バンビーノ「ついに一軍に上がれるのか…良いなあ。俺には何も声がかかっていないのに」

ストラットはバンビーノと共にラウンジのソファーに座っていた。この二人が幼馴染である事、
かつて不幸な運命で道を違えた事、そして後に絆を結び直した事はイタリアユースの者なら皆知っている。
その特別な関係に配慮し彼らを見かけた者達は何も声をかけずに二人を水入らずにしていてくれた。

ストラット「まだ、の話だろ。お前のキャリアならきっと1軍に上がれるさ」

バンビーノ「いや…例えそうなったとしても、すぐさま格下クラブへの移籍かレンタルだな。
俺の器がどれ位の大きさかは俺自身が分かっている。俺は…ACミランのレギュラーにはなれない」

ストラット「…バンビーノ」

バンビーノ「そんな顔をするなよ。せめてまたアズーリになれる様には努力するさ」

だがこの二人にも遠くない内に別れが待っている。二人はそれを悲しみつつも、
傭兵の様なキャリアが当然とされるサッカー選手としてそれを受け入れていた。

ストラット「…そうだな。お前と一緒に世界一になるって言う夢、もうすぐ叶うもんな」

バンビーノ「そうだよ。今はクヨクヨするよりもワクワクしたいんだ」

故に二人は一期一会の精神で今を大切にし、明日の試合へ思いを馳せていた。
Jrユース大会では狙う事すら叶わなかった世界一の座。
ワールドカップでもこの二人が同じアズーリとして世界一を狙える保障はない。
最初で最後になるかも知れない二人同時の世界一への挑戦。

ストラット「やっと色々な事にケリをつけられそうだ…長かった…」

ストラットとバンビーノにとって特別過ぎる大会の準決勝まで後十数時間。


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0ch BBS 2007-01-24