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1- レス

【覇者の称号】キャプテン森崎44【カンピオーネ】


[49]2 ◆vD5srW.8hU :2012/09/11(火) 10:05:38.29 ID:m8trYeyV
入れ替わる様に前に出た松山の表情は実に対照的に物悲しく、逆にオランダの選手たちの方が戸惑う程だった。
しばし何も言葉が交わされないまま時間が過ぎてから焦れたクライフォートがトゲをぶつける。

クライフォート「なんだ。何か言いたいんじゃないのか」

松山「何か言いたいんだが…何を言いたいか分からないんだよ。俺ってバカだからさ」

クライフォート「ふん。自分を愚鈍だと認める事に何の意味がある?他者を愚弄する勇気が無い臆病者の自傷行為にしか見えんぞ」

松山「そんな難しい話をされても分からないって…ただ、お前らとは…もっと早く、もっと違う形で出会いたかった…」

クライフォート「………ミスギと言いキサマと言い、中々ユニークな侮辱をしてくるじゃないか」

松山「そうか…これもお前らには侮辱になっちゃうのか…ごめんな。もう、帰るよ」

クライフォート「………消えろ」

森崎「(なんつー顔してやがんだ松山の奴は。勝った癖に)」

二人の会話は空しさとやり切れなさが双方から満ち溢れており、見ている森崎は白けるばかりだった。
やがて松山も立ち去り、森崎も引き上げ、オランダの選手たちもフィールドから去る。

クラマーと合流しても彼らの内誰も口を開かなかった。クラマーも何も言えなかった。
荷物を纏める際の表情だけが彼らが未来に何を期待しているかを物語っていた。

彼らが再びフィールドに立っている時どうなっているのか。それとももうフィールドに立てなくなるのか。
その答えは彼ら自身が一番知りたいだろう。

*三杉→(借り)→クライフォートの関係が解消しました。
*松山→(許さない!)→クライフォートの関係が解消しました。


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0ch BBS 2007-01-24