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【反撃の】ファイアーモリブレム40【狼煙】
[265]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/09/11(火) 19:35:47 ID:???
〜???〜
ここはいったいどこだろう。足元がフワフワとしていておぼつかない。
子供の頃に雲の上を歩く夢を見たことがあったが、もしも実現できればこんな感触なのだろうか。
クリス「(ああ、そうか。私、ルーメル将軍の槍を受けきれなくて……貫かれて……死んじゃったんだ)」
だったらこの雲のような階段は天国へと続く道だとでもいうのだろうか?
幼い頃から訓練訓練。たまに料理をしたかと思えば鋼の味の塊を生成したことはあったが
どうやら自分は善行を認められたらしい。そんなことを考えつつ、クリスは道のない道を歩く。
暫く歩いた先に見えたのは、黒いローブに身を包む顔の見えない老人の姿だった。
????「クリス……クリスよ……」
クリス「え?その声は…まさか!お祖父ちゃん?マクリルおじいちゃん?」
アリティア騎士を志すキッカケを与え、自分にとっての武術の師でもある
自分がはっきりと記憶している唯一の肉親。元アリティア騎士団所属のマクリル。
クリス「おじいちゃんがいるってことは、やっぱりここは天国なんだ。
……死んじゃったことはすごく悔しいし悲しいけれど……
おじいちゃんがいるのなら、私……怖くないよ」
物心付く前に両親と離別した彼女にとって、マクリルはただの祖父以上の存在だった。
だからこそ女の身でありながら彼のような騎士になりたいと憧れ、王宮の門を叩いたのである。
だが、騎士クリスという存在を縛り付ける肉体は既に無くなった。
歳相応の、何処にでもいる村娘のクリスは、大好きだった祖父の下へと駆け寄っていく。
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0ch BBS 2007-01-24