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【反撃の】ファイアーモリブレム40【狼煙】


[697]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/12(金) 07:35:31 ID:???
イスラス「お前に追いつき追い越すのが俺の目標だからな」

マッハー「言ってくれちゃって。お前が進んでいる間、俺だって前に進んでることを忘れるなよ〜」

白い歯をむき出しにしたサルのような小憎らしい笑顔で突き出してくる時計の数値を見てイスラスは肩を落とす。

イスラス「お前も0.3秒縮めてんのかよ。まだ速くなるってのか…?」

マッハー「世の中は広いぜ。中には100mを5秒で走るって噂のあるやつだっているらしいんだ。
     俺の目標はとりあえずソイツさ。お前も目標はもっと高く持つべきだぜ」

イスラス「漫画の世界じゃあるまいし。そうじゃなかったらきっとソイツはサイボーグかピーターパンってところだろ」

練習場の帰り道。午前中で練習が終わった今日は、寮ではなく実家に帰る予定だった。
マッハーの妹がスクールの運動会で一番になり、そのお祝いでホームパーティーを開くという。
我が両親ながら実に親ばかであり、けれども血のつながりなど無くとも
別け隔てなく愛を注いでくれることが分かる嬉しいことでもあった。

マッハー「よーし、そんじゃあ家まで競争だぜ!ヨーイドン!」

イスラス「ま、待てよ!いっつもお前は勝手に走り出しやがる。少しは周りに合わせろよ」

マッハー「お前がその口を言うか!ウシャシャシャ」

イスラス「(相変わらずムカツク笑い方しやがって。今回こそぜってぇ負けねぇ)」

この競争も、結局イスラスは一度もマッハーに勝つことは出来なかった。
それでも、彼との僅かな時間の息を呑むデッドヒートは常日頃の楽しみの一つだった。


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0ch BBS 2007-01-24