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【反撃の】ファイアーモリブレム40【狼煙】
[720]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/10/13(土) 18:40:09 ID:???
麻薬の疑いがかかったお菓子を警察に届けに、アムステルダムの街を闊歩する森崎たち3人。
しばらくして、どよどよと淀んだ雲が暖かな午後の日差しを照らしていた太陽を隠し、頭上を覆い始める。
ビクトリーノ「うーん。予報通り天気は下り坂か。天気が悪いと何だか気分まで滅入ってくるぜ」
ドールマン「あんまり暑いのも簡便だけどなぁ。キーパーにとっちゃ眩しい日差しは死活問題だぜ。なぁ森崎ィ」
森崎「お、おう…そうだな。
(なんだよこいつ、馴れ馴れしいにも程が有る。
シェスターと仲良くなったみたいだが、あまりいい気分がしないなァ)」
それとも彼なりにコミュニケーションを取ろうと苦心しているのだろうか。
そうだとすれば、この馴れ馴れしい話し方も仲良くなろうとしているサインなのかもしれない。
森崎「(そういえば、今まで自分からGKの選手と仲良くなろうとしたことなんてなかったな)」
自分の居場所が無くなってしまう危険はなるべく排除しなければという危機感があったのだろう。
相手が同じGKという立場上、どうしても自分との比較対象にしてしまいがちだ。
自分より上か下かでしか見ようとしないから、こうしてギクシャクとした気持ちになってしまうのかもしれない。
それはドールマンにかぎらず、遡れば若林や若島津にも似たような態度を取っていた記憶がある。
森崎「(このブレーメンでもそうだった。今までは正GKを争うライバルという目線でしか見てこれなかったけど。
カタネッチさんやアルバートさんは、日本から来たばかりの右も左も分からない俺を色々世話してくれたっけ)」
我ながら随分甘くなったものだ。ラムカーネからしてみれば、
キャプテン森崎の偽物だと罵られても文句は言えないほどに騎馬が抜けてしまったかもしれない。
それでも今の状況はなんとも言えない心地よさが確かにあった。
気の良い仲間たちと気を良くしながらボールを追いかけるサッカー。
プロという立場上、腑抜けになってしまう訳にはいかないが、
森崎は少しだけ自分と同じGKであるドールマンと歩み寄る気分になった。
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0ch BBS 2007-01-24