【あの頃僕達は】Another-CⅡ

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

【あの頃僕達は】Another-CⅡ_5【少年だった】

[433]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/10/04(木) 15:38:51 ID:???

＞　B［２－６－２］前スレのオジオファンタスティック
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉（…そう、誰もが理解している。　強いんだ、サンパウロは。
　　　　今の戦術で闘い続けていれば、いずれ必ず押し切られてしまうだろう。）

実感を口には出せず、頭の中で呟き収めると…
三杉は今の闘い方とその問題点を思い描き、言葉に変えた。

三杉「サンパウロは強い。　特に３人しかいない筈の中盤が恐ろしい存在感を放っている。省35

[434]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/10/04(木) 15:39:57 ID:???

三杉の言いたい事をオジオ、オワイランが好く付加してくれる。
短時間っでも幅広い視野での説明が可能となり、この体制は非常に好ましいと言えた。

オジオ「…中盤は実質５枚、そしてフィニッシュも最低３人。
　　　　どうやら彼らにとってフォーメーションはこだわるべき物ではないように見えるね。」

三杉「それこそがブラジルの唯一にして無二の〝伝統戦術〟なんだ。」

レントゥルス「ほえ…？」
新田「ブラジルの戦術？」
省15

[435]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/10/04(木) 15:41:12 ID:???

三杉「キミ達もブラジルタイプと呼ばれる異色のフォーメーションを見た事がある筈だ。」

ブンナーク「？？？」

三杉「いや、ブンナークはいいんだ。」

オワイラン「－－－－－－－　
.　　　　　　－－－⑨－－⑦
.　　　　　　－－⑩－－－－
.　　　　　　－－－－－－－
.　　　　　　－⑪－⑥－⑧－
.　　　　　　－－－－－－－
.　　　　　　②－④－⑤－③
.　　　　　　－－－－－－－
.　　　　　　－－－①－－－　　　…ですね？」
省5

[436]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/10/04(木) 15:42:34 ID:???

三杉「82年Ｗ杯、黄金のカルテットを擁したブラジルが『試合中に』とっていた形だ。
　　　ペレ達カナリアレジェンド１１人を、得意なプレイスタイル、得意な位置で自由に
　　　プレイさせた結果、あのような歪な形が出来上がったんだ。　つまり…」

スペルマン「フォーメーションは後から描かれたとでも…？」

三杉「そういう事だ…僕も完全に失念していたよ。」

ブラジルにとってフォーメーションなどほとんど意味をなさない… 省27

[437]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/10/04(木) 15:43:37 ID:???

ミハエル「…となると、我々も常識を捨てねばなりませんネ…？」

三杉「確かにね…〝既存の常識〟は捨て去ろう。」

ミハエル「ワット？」

三杉「僕らが彼らと同じように、ただ自由にプレイをしても混乱するだけだろう。
　　　最低限の常識や使命感を僕らは胸に刻みつけておく必要がある。」

そう言って口元を釣り上げ、三杉はフォーメーションを提示した。
２人を除き、誰もが目にしたことのない奇妙な形であった。

－－－－－－－省14

[438]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/10/04(木) 15:44:42 ID:???

ブンナーク「なんじゃこりゃ？」
ミハエル「中盤に６枚…？」
オジオ「これは！」

三杉「そうオジオ、君が提案してくれた、もう一つのフォーメーションだよ。」

巧く機能するかどうかは全く未知数の形であった。
しかし三杉は自信満々に、『これで勝てる』と言わんばかりに堂々と胸を張った。

三杉（このまま同じ戦術で戦い続けていれば、程なくこちらの守備は破られる。
　　　かと言って、ちょっとした戦術変更で流れを止められる相手じゃない。省14

[439]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/10/04(木) 15:45:50 ID:???

――一方でサンパウロサイド――

ドトール「グッ…　あのクソ虫どもめぇ…味な真似を…！」

石崎「す、すまねえ皆…。　俺、ブロックくらいしか役に立てねえってのに…」

アマラウ「気にするなイシザキ、貴様もオレも罪は同じだ。
　　　　　そして攻撃陣ですら同罪だ……違うか、ツバサ？」

石崎「つ、翼ぁ…。」

翼「その通りだ、アマラウ。　点を取れていない俺達に守備を責める権利はない。」

険悪な空気…とは少し異なる雰囲気がサンパウロにはあった。省7

[440]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/10/04(木) 15:46:55 ID:???

マウリシオ「しかし奴ら、守備の堅さ…というか粘り強さは相当ですよ？」

ぺぺ「特にＧＫは只者じゃあないぜ。　悔しいがストラットのメガロゾーンシュートを
　　　あれだけ完璧にキャッチ出来るＧＫは他に一人しか知らねえ…」

ストラット（グッ…！）　ｷﾞﾘﾘ…

端からもヴィオラの手強さを実感する言葉が挙がる。
かなり思い通りに攻め立てておきながら、最後の門が破れない。
焦れた所を雨のようなカウンター連携に仕留められた形である。省15

[441]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/10/04(木) 15:47:55 ID:???

ストラット「仮にもプリマヴェーラでＮｏ.１を獲った奴らだしな。」

翼「うん、その通りだ。　皆、相手はここから一層流れをもぎ取りに来るはずだ。
　　けど攻撃の主導権は最後まで俺達が握らなければならない。
　　たとえもう１点取られたとしても、最終的に俺達は３点以上取って勝つ！！」

アマラウ「舐めるな！　我らが更に１点を謙譲するとでも！？」

ぺぺ「だったら守って見せやがれよ！　こっちは攻めて見せらあっ！！」

ドトール「その言葉、忘れるなよ？」
省11

[442]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/10/04(木) 15:49:00 ID:???

ピイィィィィィィィィィィィィ！！！

先着で
　★サンパウロのキックオフ→! card
と（!とcardの間のスペースを埋めて）書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》　ぺぺが突っ込んできた！
《ハート》　マウリシオが突っ込んできた
《スペード》　一旦後方へ戻し…。
《クラブ》　翼「ぺぺ！」　ぺぺ「ツバサ！！」
《JOKER》　ロベルト「いるんだ…サンパウロには。　完成されたスーパージウが！」

前次写

0ch BBS 2007-01-24