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1- レス

【あの頃僕達は】Another-CU_5【少年だった】


[597]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/10/15(月) 18:08:36 ID:???

三杉「(でも…)それで僕を抑えたつもりかい?」

ドトール(『思い込む』という事は、何よりも恐ろしい事だ…………。
      しかも自分の能力や才能を優れたものと過信している時は、さらに始末が悪い。)
アマラウ「ふん、このタイミングは明らかだ。
      貴様が撃ち込むより圧倒的に早く、私の方がボールに到達する。
      無理にタイミングを早めれば、運が良くとも当てるだけで精一杯よ。」

相手は揺ぎ無い自信に満ちており、見立ても確かであった。
己を知り、敵を知っている…百戦百勝すら出来る

しかし孔子曰く『士別れて三日なれば刮目して相対すべし』と戒めている。
常に求道心を持って毎日を過ごす優れた人ならば、日々刻々精進努力に励んでいる。
左様な者あらば、短い期間に様々に情報を仕入れ、咀嚼し、気付き、悟りを得ている物だ。
例え同じ人であっても別人のようになっている、なめるなよ、侮るなよ、それも君子である。
アマラウとドトールは類稀な実力を有す者達であったが、これを怠ったのだ。

バッ!

アマラウ「苦し紛れか、バカめ!」

三杉(………)

ドトール「それともポストプレイか? 無駄なんだよ。」

三杉の振り脚はシュート性の物ではなく、小さな軽い物だった。
アマラウから逃げて、『とにかく当てに行く』という表現で相違なかっただろう。
しかしドトールの位置取りはまさに万全で、下方側全てカバーし得るところ。
どう見積もっても三杉の敗北は目に見えていた。 そう、敗北の筈だった。


0ch BBS 2007-01-24