【あの頃僕達は】Another-CⅡ

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【あの頃僕達は】Another-CⅡ_5【少年だった】

[917]アナカン ◆lphnIgLpHU ：2012/11/08(木) 19:13:50 ID:???

＞　Ａ　ブンナークにグラウンダーパス（40消費）
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三杉自身、今の自分が絶好調という感覚を確かに抱いていた。
もしかすると、巷で言われる〝ゾーン〟という状態に入っているのかも知れない、と。
しかし、だからと言って楽観ばかりしている訳にもいかなかった。

三杉（今は不思議と疲れを全く感じないが、明らかにオーバーペース気味だ。
　　　　もう間もなくハーフタイムと言えど、これ以上は…。）

ここでフィニッシュまで狙うと、取り返しのつかない事になる嫌な確信があった。
仮にいま自分がゾーンに入っていて、追い討ちの３点目を奪えたとして…
後半動けなくなってしまうとすれば、そのツケは計り知れない物がある。
チームの機能サイクルが回らなくなり、逆転を許す可能性もグンと上がるだろう。

…となると、三杉に与えられた選択肢は他になかった。

三杉「決めるのはお前だ、ブンナーク！」

スパァーーーーーン！

切り込みながら横に流すパス。
ゴール真正面で半身に構えていたブンナークへ託すパスである。

前次写

0ch BBS 2007-01-24