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1- レス

【あの頃僕達は】Another-CⅡ_5【少年だった】


[947]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/11/12(月) 18:10:24 ID:???

また両キャプテンの思う所もどうやらそれを象徴していた。

三杉(押し切れなかった…。 しかもこちらにミスがあった訳じゃない、相手がミラクルだった。
    リードはしているが、この切れ方は想像以上にムードへ影響してしまうだろう…。)

翼(運でも何でも、終盤の怒濤の攻勢を凌(しの)げた事がまず大きい。
   スコアは開けられたが、内容は点差ほど悪くない。 そして何より…)

守備力、決定力、突破力、そしてスタミナと、いずれの項目にも優劣がある。
今現在どの項目がいずれの天秤に傾いているのか、
三杉は理屈による計算で、翼は直感による計算でおおよそを把握している。

だが本当のその天秤が後半どう傾くかである…
少なくとも試合の大勢はまだ定まっていない事は両者共通の認識だった。


賀茂「…ふう。 なかなか見応えのある試合だな、流石に…」

陽子「そうですね。 でも私としては予想外でした。」

賀茂「お前はサンパウロのリードを疑わない立場だろうしな。
    以前から三杉の方を知っている俺としちゃ、どう転んでも納得出来る。」

長い赴任による贔屓目の部分を見透かされ、陽子は恨めしそうに賀茂を睨む。
だが賀茂はそんな陽子を無視して立ち上がった。
胸ポケットをまさぐっている事から、何の為に立ったかは明白である。
しかし皮肉の一言でも言ってやろうと思ったか、陽子は敢えて聞いてみた。


0ch BBS 2007-01-24