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1- レス

【あの頃僕達は】Another-CU_5【少年だった】


[967]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/11/13(火) 16:17:07 ID:???

1本の2/3ほど消費したところで、喫煙スペースに賀茂以外の人間が立ち止まった。
老人と若者の2人組……賀茂はチラリと横目で確認し、それが待ち人である事を把握した。

マチルダ「ふぇふぇ、待たせたかの?」

賀茂「いや、丁度良い案配ですよ。 1本くらいはゆっくり吸いたかった物でね。」

賀茂が密会の約束をしていた相手とは、ウルグアイユースの新任監督、マチルダ尽之助と…

賀茂「んで、お前も久し振りだな。」

ヒノ「フン、くたばってなかったようで安心したぜ、オッサン。」

そしてジャパニーズボンバーという(当人にとっては忌々しい)二つ名で知られるリョーマ・ヒノだった。

ヒノは日本人を両親に持つが、国籍はウルグアイという少々特異な立場で育った。
しかし彼は外見はどうあれ、自身をウルグアイ人と認めて『オレのソウルはウルグアイ人』と公言してきた。

だがヒノはウルグアイ国内リーグにおける2強の一角、ナシオナル・モンテビデオで干しに干され、
トライアウトで入団した、中堅のリーベルプレートで現在飛躍(ブレイク)中という経歴を持っている。
ここまではよくある話であるが、モンテビデオで干された理由というのが差別だったのが問題だった。

外見が…自身の体を流れる血が日本人という事だけで差別・迫害を受ける。
この現実は、当然ながらリョーマ少年の心を深く抉った。
ゆえに彼は日本人の血を憎み、そして日本を憎むようになったのである。


0ch BBS 2007-01-24