※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【More】キャプテン霧雨92【tenderly】


[227]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/10/06(土) 21:23:50 ID:???
それは魅魔からの心からの望みだったと理解してしまったから。
どれほど辛くても、悲しくても。
受け入れないなんてことは、出来なかった。

魅魔「ありがとう、魔理沙。すっとしたよ。
    バカな話さ。最悪の道だって知ってながら、あたしはまだ…。
    あんなことを言ってもまだ、あんたがこちら側に来ればいいだなんてどこかで思ってた」

魔理沙「魅魔様っ……」

魅魔「なあ、魔理沙。あたしはあんたがどんな道を行こうが大切な弟子だって思ってる。
    どんな魔理沙だってあたしの誇りさ。
    だから、思うようにどこまで進んで行ってくれ。
    こんなバカ師匠を超えていくぐらいに、高く、遠くへ」
    
泣き崩れたかった。その背に縋りたかった。
けれど、それはできなかった。
魅魔が魔理沙に望んでいるのはそんなことではなかった。
だから、歯を噛んで強く拳を握り堪える。

魔理沙「私だってそうだよ、魅魔様!私にとって魅魔様はいつだって、どこだって。
     例え私がなりたくないって思った破壊者だったとしたって。
     それでも、大事な師匠なんだ……!」

魅魔「はは、あたしのどこがそんなにいい師匠だったのかね。
    至らない、及第点から大きく落ちるような師だとばかり思ってたよ。
    弟子にゃあ甘いし、変な技も教える、プレイスタイルだってロクなもんじゃないしね」

そこで、ようやくに魅魔は振り向いた。
ようやく見えたその顔は変わらず…泣きながら笑っていた。


0ch BBS 2007-01-24