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【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
[303]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/10/26(金) 03:02:44 ID:???
リンダ「タウルスの加護…?そう、あなたから感じた違和感の正体はそれね。
あなた自身の邪悪な波動と相反する優しい星の光。スターライトの輝きの一部分。
悪いけれど返してもらうわ。その輝きは……あなたのような人には保てない!」
ブワッ!ズゴゴゴゴゴ……
リュッケ「ひ…ひぃぃ……お、おのれぇ…ア、アリティア騎士団……
後少し、後少しで私は……私は王になれたのに……おのれぇ…!」
マルス「リュッケ将軍。これだけの大きな規模の反乱軍を指揮できたあなたは本当は優れた将だったはず。
欲望に呑まれることなく、ミネルバ王女と手を取り合っていれば……違った未来を生きていけたのかもしれなかったのに」
完全に生命力を奪いつくされ、痩せこけた老人のような姿となったリュッケに、マルスは手を差し伸べた。
だが、リュッケはその手に弱々しくもしっかりと自身の唾を吐きかける。
リュッケ「……ふ……ふふ……わかるまい。貴様らのような恵まれた『英雄』たちにはわかるまい。
表舞台に立つことすら許されない、影の存在としてしか生きられない虐げられ続ける者たちの気持ちなど……
このような『力』を手にしなければ……自分の意思すら持つことを許されぬ……
しかし……最後に私は示したのだ。赤い竜騎士、ミネルバを玉座から蹴落とし……
僅かな時間ではあったが、このマケドニアの広大な空を……あのアイオテのように我が物としたのだ……」
マルス「違う!誰かを蹴落とす悪意と、誰かの上に立つ覚悟は同じではない!
弱き者の立場を理解できるというのならば、それが分からないあなたではないはずだ!」
リュッケ「フン……同じさ。下にいるものから言わせてもらえば……同じなのだよ。アリティアの…英雄王よ。
……そうやって上から偉そうに……見下ろし続けるがいい……だがいつか……いつか……
この私がやったように…いつか誰かに足元をすくわれ、己の甘さを……後悔するが……い、い………………」
最期の瞬間まで恨み言を呟きながら、リュッケは悍ましい表情のまま事切れる。
リンダ「……マルス様。敵将は倒れました。もう戦い続ける必要はありません」
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0ch BBS 2007-01-24