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【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】


[330]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/26(金) 10:50:13 ID:???
ラング「(ジェイガン。貴様に口汚く罵られたあの瞬間、わしの中で眠っていた何かが目を覚ました。
    かつて王国の盾として君臨していたあの時代……ドルーアの支配に怯え、
    真っ先に寝返った瞬間に捨て去ったアカネイア将軍としての誇り……なのか?)」

権力に溺れ、悪政を敷き私腹を肥やすことだけに執着していたここ数年の自分の生活が何故か恥ずかしく思えてきた。
自分の裏切りの所為で非業の最期を遂げたとされる、メニディ侯爵のノアや、ディール侯爵のシャロンを思い出す。
昔は彼らとよくワインを酌み交わし、将来について語り合ったりもした。
そんな遠い記憶の青春が、何故今になってこうも鮮明に思いださせるのだろうか。

ジェイガン「(やはり心のどこかに迷いが見える。それも私へのではなく、自分自身に対しての迷いだ)」

ラムカーネやガーネフが人の誰もが持つ心の弱さに付け込み、
闇のオーブでの支配の触手をアカネイア大陸中に広げているのだとすれば、
このラングもまた、過去の裏切りに対する罪の深さを利用された被害者の一人なのかもしれない。

ラング「(何を馬鹿な。わしは自分さえ良ければそれでいいのだ。誰が泣こうと喚こうと傷つこうと……
    きっと誰もがそうなのだ。人のためだとか綺麗事を抜かしておきながら、
    心の中ではいかにして出しぬいてやろうかと考えているに決まっておるのだ!)」

ガキィン!!

ジェイガン「ぬぐおっ!!」

ラングの槍がジェイガンの槍を叩き折る。この決闘はラングに軍配があがった瞬間だ。

森崎「お、おいおい…おのジジイ見かけによらず強いぞ。
   いくらジェイガンさんが引退してるからってああもあっさり負けるなんて…」

ジェイガン「……くっ……不覚。ラングよ、見事だ。先ほどの無礼は詫びよう。
      だが一つだけ聞かせて欲しい。そなたほどの権力があれば、
      わざわざグルニアを支配せずとも十分な富を得られたはず。
      それなのに、なぜそうまでして……?」


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0ch BBS 2007-01-24