※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
[489]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/11/02(金) 05:26:29 ID:???
シャルは思わず息を呑んだ。イスラスは今まで『右足』にのみ重点して倍速移動を行なってきた。
地面を蹴り始めるのも右足から。スピードを抑えるブレーキも右足のみでしかできなかったはず。
ビクトリーノ「自力で覚醒したんだ。誰かの手によるものじゃなく、自らの足で。『倍速』の才能に!」
イスラス「俺だけの足じゃないさ。今まで共に走ってきてくれたこいつの右足。
そして毎日欠かさず足のケアに尽くしてくれたシャル。お前のおかげだ」
シャル「え…?」
イスラス「これからは右足だけじゃなく左足も診てもらうことが増えそうだからな。
……その、なんだ。お前が良いって言うなら……これからも側にいて欲しい。それだけだ」
シャル「…………うん。うんっ!!」
そうか。隣に立つ必要なんか最初から無かったんだ。わたしとイスラスは違う。背の高さも、性別も、国籍も。
当然走るペースだって。同じ『倍速』といえども、歩幅が違えば大きく変わるのが当然なのだ。
隣を一緒に走ることにずっとこだわっていたけどそうじゃなくてもいい。
心はずっと一緒だったことに気がつけたから。だから、これからも一緒に走り続けていこうね。
ビクトリーノ「ヒューヒュー!お熱い事この上ないねチッキショー!
そうと決まれば早速脱出だぜ!シノビの兄ちゃん、道案内宜しく〜!」
リュウ「(……彼らは今、前に進みだした。彼らにとっての新しい今日が、今始まったのかもしれないな)」
外はもうすぐ日が昇り始める頃だろう。闇が消え、光が溢れる夜明けが彼らを祝福しようと待っている。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24