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【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
[764]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/12/18(火) 19:40:22 ID:???
前半序盤のドリブルでの切り込みが、今のところの唯一かつ最大の有効手段であろうが、
そこにたどり着くまでの経路と時間を考えれば、かなり危険な賭けになってしまう。
シェスター「(これがリーグを制覇したチームの貫禄ってやつなのか。
俺たちブレーメンにとっては遠い遠い目標だってのによ!)」
実況「前半も残すところ10分を切りました。再びボール権を奪ったアヤックス、
この前半で勝ち越し点を取り、試合展開を有利に進めておきたいところです」
マッハー「うししし、今のプレイは思った以上に流れがこっちに傾きそうだな」
シャル「そうだね。今のシュートで消耗したスタミナはハーフタイムだけじゃきっと取り返せない。
それに比べて、うちはまだまだシュートを撃てる選手が大勢いるもの」
マッハー「そういうこと。今のチームの状態なら正直チャンピオンズリーグでさえ頂点を狙えるわ」
我がことのように自慢げに語るマッハーだったが、シャルは彼の瞳がどこか物悲しそうだったことに気づいてしまう。
本当なら自分も彼らと同じように風のようにこのフィールドを縦横無尽に駆け回りたいはず。
自分の夢を彼らに託したとは言え、やはりそう簡単に割り切れることなどできるものではないのだ。
シャル「(……兄さんは本当にこれで満足しているの?イスラスに自分の夢を託して、それで終わっていいの?)」
名は体を表すことをこれでもかと証明してきた『マッハー』の瞬足はもうこの世界には存在しない。
だが、彼の走ってきた記憶は今でもしっかりと刻まれている。
常人の2倍の速度で駆け抜ける『倍速ドリブル』を初めて実践で披露できた彼の存在は決して消えようとはしていない。
砕け散った夢は形を変えて、確かに友の背中へと引き継がれた。
だが、その夢を吐き出した元の存在は一体これからどうすればいいのだろうか。
マッハー「(あー……切ねぇ。やっぱりこうして試合を見てると走りてぇわ)」
夢の時間は終わったのだと、すっぱり諦められるほど自分は枯れてはいないことにマッハーは嬉しさと悲しさを覚えるのだった。
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0ch BBS 2007-01-24