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【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】
[129]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/11/22(木) 19:53:08 ID:???
森崎の軽口には無言を貫いた賢明なカイルが、はらりと書類をめくると
次の話題に移ろうとする。
「それと、もう一点―――」
と言いかけた、そのとき。
「―――邪魔するぞ」
静かな、しかし有無を言わせぬ圧力を持った声音と共に、無造作に扉が開かれた。
執務机に座る森崎の正面である。
「……何だ、お前ら。誰の許しがあってここまで入ってきた」
そこに立っていたのは、男が三人。
外套に脚絆、どちらかと言えば旅支度に近い軽装ではあるものの、剣を帯びた男たちである。
油断なく男たちを睨みながら、森崎は机の下に隠れた手で愛剣の柄を探ろうとする。
一瞬の緊張感を引き裂いたのは、カイルの高い声であった。
「あなた方は……! そんな、着任は来月という話で伺って、」
「……?」
それを聞いた森崎が、険しい顔の表面に疑念の色を浮かべる。
言葉通りに聞けば、カイルは闖入者たちを知っているらしい。
カイルにちらりと目をやって一歩進み出たのは、中央にいた男である。
「先乗りだ。部隊を預かる者として、現地の状況を確認しておくのは当然だからな」
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0ch BBS 2007-01-24