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【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】
[149]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/11/29(木) 18:11:53 ID:???
考えを巡らせることは何度かあったが、答えが出たことはない。
たとえば相手がヴァルファであると判明していた場合、その威名に契約を躊躇う傭兵団は多いだろう。
契約後でも勝てぬ相手とわかれば中小の傭兵団は違約金を払って契約を解消したかもしれないが、
しかしプロキアがヴァルファの雇用を発表したのはドルファンが傭兵を徴募した後だった。
辻褄が、合わぬ。
と、そこまでを考えて、森崎は益体もない思考を打ち切る。
いま考えるべきことは他にいくらでもあった。
「まあ、最初から同じ釜の飯を食ってる連中なら再訓練の必要もないってわけだ。
上も俺たち寄せ集め部隊の扱いづらさに懲りたのかね」
「……」
冗談めかす森崎にカイルはただ困ったように目を伏せるばかりだった。
肩をすくめて先を促す。
「騎士団は再編成中で慣熟にまだ時間が必要であること、またダナンの早期奪還について
王室会議の背中を押す意図もある、と」
「例によってルーカスのおっさんのオフレコ分析か」
「はい。報告は以上です」
「……ってわけだが」
トニーニョたちに向き直る森崎。
「さっきの様子だと、団長の他にも知った顔があるみたいだったな」
「あー……」
問われ、ネイが渋面を作る。
「まあ、俺らは向こうでも傭兵やってたんだがよ。そんときに、何度かな」
「一応、味方ではあったんだけどね〜」
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