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1- レス

【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】


[176]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/06(木) 19:08:48 ID:???
***

成功→ 無難にレヴィンと並ぶことができた。


「よう、レヴィン」

片手を上げて挨拶をしながら、森崎がレヴィンの馬と轡を並べたところで愛馬を静止させようとする。
意図を読み取ってくれたのか、それとも単なる気紛れか、計ったようにぴたりと鼻先を揃えて止まってくれたのは
僥倖というべきだろう。

「これは隊長。さすがのお手並みですね」
「いや、まだまだこいつに遊ばれてるよ」

ぽん、と愛馬の首を叩いて森崎が首を振る。

「早いとこ格好をつけなきゃならないんだろうが、何しろ鞍の上ってのはまだ馴染まなくてな。
 その点、お前は随分と手慣れた風じゃねえか」

実際、技術の素地が違う。
前歴不明ということだったが、どこかの軍や傭兵団で訓練を受けたものだろうか。
そんな風に考えていた森崎に、レヴィンが些か予想外の答えを返す。

「幼い頃、基礎を叩きこまれましたので」
「ほう……?」

幼い頃、ときた。
それはつまり、極めて裕福な市民階級か、それともある程度以上の騎士、貴族の子弟であると
告げているも同然だった。
うっかりと口を滑らせるような男ではないだろう。
とすればこれは、踏み込んでも構わないという合図だろうか。


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