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1- レス

【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】


[261]異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 11:51:08 ID:???
***

B 「教え子が大会に出るんだ」 少しだけハンナに肩入れしてみる。


「ま、お前のこった、知り合いが出てるとかそんなとこ……って、教え子ォ!?」
「はっはっは! 流石は隊長さんちや」

目を丸くしたネイと裏腹に呵々大笑したのはカルツであった。

「隊をまとめるゆう者ン、そんくらいの甲斐性がなくてはのう」
「そういう問題か? ……ま、いいけどよ。休みにヨロシクやってんのはお互い様だしな」

一瞬天を仰いだネイが、気を取り直したように森崎へと向き直る。

「で、可愛いのか?」
「ぐっ!? ……何で女だって決め付けるんだよ」

事も無げに言い放つネイに、顔色を変えたのは森崎だった。

『……そのロコツなリアクション、もう答えてるようなものだと思うよ』

呆れたようなピコの声にも反応する余裕がない。
そんな森崎に大きな黒い目をぱちぱちと瞬かせたネイが、カルツと目を見交わして言う。

「何でって、そりゃあお前。今日は短距離走が目玉の日だけどよ」
「おう。男性の部はもう、予選始まっちょるからのう。教え子が出るゆうなら、こがいなところで
 油売っとる暇なんぞありゃせんじゃろ」
「なにィ!?」

言われてみれば、遥か眼下のトラックでは幾人もの選手が定位置については駆け出し、
その度に周囲からは怒号のような歓声が響いている。


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