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【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】
[31]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/30(火) 19:00:13 ID:???
夜の催事場に、篝火は赤々と燃えている。
揺らめく炎に照らされる少女は二人。
一人は瞳に憧れの色を浮かべ、もう一人は視線を合わせようとせずに虚空を睨んでいる。
顔の僅かに赤いのは、指摘すればきっと篝火のせいだと言うのだろう。
楽しげな曲が流れ、笑顔の人々が輪になって踊るその広場の片隅で森崎の眼前に立つのは、
ロリィ・コールウェルとレズリー・ロピカーナである。
「踊っていただけますか?」
「うん!」
「アタシはいい」
周囲のいたるところで見受けられるのと同じ仕草、同じ言葉で手を差し伸べた森崎が、
両極端の即答に苦笑する。
「俺、何か作法間違えたか?」
「ううん、大丈夫だよ、お兄ちゃん!」
「……二人で行ってくれば」
早い者勝ちだと言わんばかりに森崎の手を握ったロリィの頭越し、枇杷茶のスカーフを指先で弄る
レズリーに目線を向ければ、返ってくるのはぶっきらぼうな声音だった。
あくまでも森崎と目を合わせようとしないその態度に、ちくりと悪戯心を刺激された森崎が
口の端で笑みを作りながら、訊く。
「恥ずかしいのか?」
「なっ……!?」
「わあ、お姉ちゃん照れちゃってるんだ〜」
「ロ、ロリィまで……! そ、恥ずかしいとか、そんなんじゃ、」
しどろもどろなレズリーの言葉を、しかし最後まで聞かずにロリィが遮る。
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0ch BBS 2007-01-24