※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】
[93]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/11/13(火) 19:29:03 ID:???
「そもそも、お前が俺なんかを送ってくれる理由、ないだろ」
「まあな」
長い銀髪を夕陽の朱に染めながら、ジーンはどこまでも悪びれない。
口笛すら吹き始めたその横顔に、森崎が小さくため息をついた。
肩から伝わる体温は、それでも秋の夕暮れどきには心地いい。
***
純白の馬車がようやくその足を止めたのは、とある広大な敷地の片隅である。
国立公園の一角のような光景に、森崎がジーンに尋ねる。
「……ここは?」
一体どれほどの広さを持つのだろうか。
面積では森崎たちが日々の鍛錬を行なっている訓練所に勝るとも劣らないように見える。
決定的に違うのは、その質である。
荒れ放題の訓練所とは違い、この敷地には小石一つ見当たらない。
一面に広がった芝生は丁寧に刈り込まれ、整然とその背を揃えていた。
「ここか? ま、ザクロイドが持ってる運動場だ」
「なにィ!?」
愕然とジーンを見やる森崎。
嘘や冗談を言っている顔ではなかった。
「デカいことはいいことだ、ってのがお館様の信条でな」
「それにしたって……」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24