※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【勇儀】キャプテン霧雨93【再来】


[493]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/11/26(月) 00:21:35 ID:???
魔理沙「(違う…。私はそんな勝利なんか望んじゃいない…!
      誰かを壊してでも勝利するなんて、そんなことが…。
      そんなサッカーが、そうまでして私がFWになることに意味なんかない!)」

叫びたかった。怒りのままに吐き散らかしたかった。
けれど……魅魔のあり方、魅魔という師匠の記憶がそれを留めた。
ここでそれが正解であったか、それはわからない。だが。

魔理沙「………。ぬえは、そう思うんだな。私が必殺技を封じなければいいって」

ぬえ「………えっ、う、うん」

魔理沙「そうか、なら」

明らかに今までと雰囲気を変えた魔理沙に戸惑いつつも、頷く。
今一時の気持ちではなく、文字通りずっとあった疑問だった。
言いだしてしまった以上は誤魔化せはしない。

魔理沙「そう思ってる限り、どんなに妥当でも私はぬえの提案を絶対に受け入れない」

それだけ言い捨てると、もう話すことはないと魔理沙はその前から立ち去った。
追う声は聞こえない。聞こえても、今は振り返ろうとは思えなかった。

魔理沙「(……ははっ、魅魔様が見たら何て言うかな…)」

そういえば、弟子を取った…ということさえ魅魔と話していなかった。
心細さに、じわりと涙が浮かぶ。

魔理沙「(ダメだダメだ…。魅魔様は私の道を走れって言ってくれたんだから…。
      恰好悪く縋りついてちゃ、私の道なんか走れやしない)」


0ch BBS 2007-01-24