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【勇儀】キャプテン霧雨93【再来】
[493]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o
:2012/11/26(月) 00:21:35 ID:???
魔理沙「(違う…。私はそんな勝利なんか望んじゃいない…!
誰かを壊してでも勝利するなんて、そんなことが…。
そんなサッカーが、そうまでして私がFWになることに意味なんかない!)」
叫びたかった。怒りのままに吐き散らかしたかった。
けれど……魅魔のあり方、魅魔という師匠の記憶がそれを留めた。
ここでそれが正解であったか、それはわからない。だが。
魔理沙「………。ぬえは、そう思うんだな。私が必殺技を封じなければいいって」
ぬえ「………えっ、う、うん」
魔理沙「そうか、なら」
明らかに今までと雰囲気を変えた魔理沙に戸惑いつつも、頷く。
今一時の気持ちではなく、文字通りずっとあった疑問だった。
言いだしてしまった以上は誤魔化せはしない。
魔理沙「そう思ってる限り、どんなに妥当でも私はぬえの提案を絶対に受け入れない」
それだけ言い捨てると、もう話すことはないと魔理沙はその前から立ち去った。
追う声は聞こえない。聞こえても、今は振り返ろうとは思えなかった。
魔理沙「(……ははっ、魅魔様が見たら何て言うかな…)」
そういえば、弟子を取った…ということさえ魅魔と話していなかった。
心細さに、じわりと涙が浮かぶ。
魔理沙「(ダメだダメだ…。魅魔様は私の道を走れって言ってくれたんだから…。
恰好悪く縋りついてちゃ、私の道なんか走れやしない)」
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0ch BBS 2007-01-24