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【MAKEは続くよ】ライ滝第二五話【どこまでも】


[411]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/12/29(土) 17:21:13 ID:???

 滝に取って非常に残念な事に、シャッキーは今までに取った事のある弟子はほぼジャンのみという指導の初心者であった。
 おまけに頑丈な体こそが最高であり体さえ鍛えておけば大体何とかなるという心情の持ち主でもあり、
そういった意味でも割と残念な指導者であると言えた。

シャッキー「ほらほら早く腕立て伏せだよ! ちゃんとやらないとジャンみたいに丈夫な体は出来ないからね!」

滝「(何十年前の指導法だこれ)……分かりました」

ジャン「うっしゃー! 俺もやるぞー!」

 どうやら冗談でもなんでもなくガチで二万回と言っているらしいシャッキーに促され、滝は渋々腕立て伏せを始める。
 時間の都合もあり腕立て伏せは途中で打ち切られたが、
滝はその後も兎飛びやスクワットといった基礎的な筋力作りを時間が終わるまで延々と続けさせられるのだった。

シャッキー「――あ、もうこんな時間かぁ。それじゃあ今日の修行はここまで! お疲れ!」

ジャン「おう! 鮫もお疲れだ!」

滝「ゼェー……ゼェー……」

 数時間後。体力づくりに終始しひたすらに体を苛め抜くような特訓が終わった頃には、滝の体力は完全に尽き果てていた。
 ヤムチャもかくやというボロ雑巾ぶりである。

シャッキー「うんうん、良い感じだよー! 限界まで体を鍛えたからね。明日にはちょっとは頑丈になってるはずだよ!」

滝「ゼェー……ゼェー……(……確かに体は丈夫になっただろうし筋力も上がったかもしれないけど……
  ……パスカットは全然上手くなった気がしないぞこれ……)」

 この懸念通り今回の練習で体力面での強化には成功した滝だったが、結局パスカットに関しては金をドブに捨てる結果となるのだった。


0ch BBS 2007-01-24