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【変化する戦術】Another-CU_6【ロベルトの章】


[817]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/30(水) 20:34:27 ID:???

<サンパウロ市・イビラプエラ公園>

「いやー、大勝だぁ」「前半終了した時点で0-2だったのになあ」「後半終わったら7-2かよって?」

 「アイツ凄かったな、一人で7点て」「いや、でもオレは好きになれねえ」「ハハッ、分かる」

「パス出せよなぁ、スゲーのは解かったから。」「もう一人の方は?」「アイツは最高」

 「こぼれ球とか気付いたら全部拾ってくれるし」「ああ、パスもかゆい所に出してくれたもんな」

「連絡先ぜってー捨てんなよ」「ジョーカー大明神様」「もう一人の方は?」「いらねー、ってか聞いてねー」



アヤ(なんと言いますか… 胸焼けした気分ですねえ。)

アヤソフィア・シェマリーは自らの落胆を隠そうともしなかった。

全記者魂を注いで追いかけているジョーカーと、一目見て判る程の美しい軸とサッカー筋を持つ少年。
この二人による連弾が、どれほど素晴らしいアンサンブルを奏でるのかと期待した。
自分の記者歴上、至高の時間となるに違いないと胸を騒がせた。

だが蓋を開けてみれば酷い試合… ワクテカする時間は最初の1点を決めた所で終わったのだった。

アヤ(あの少年… あんなプレーで楽しいんですかねえ?)

自分は観る側、決して選手ではない、理解できない部分はあって然るべきだ。
その前提で区別はしているつもりだが、それでもアヤには少年のサッカーが解からなかった。


0ch BBS 2007-01-24