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【変化する戦術】Another-CU_6【ロベルトの章】


[86]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/11/21(水) 18:30:13 ID:???

> 何が起こる?→JOKER
>《JOKER》 バビントンが発言+α
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

バビントン「あの…!」

「!?」

ロベルトが結論を出すより先に、口を開く者があった。
エセキエル・バビントンである。
彼の意外な行動は他の選手の視線を一瞬にして集めた。
さらに…

バビントン「先程ツバサは敵中盤の密集に対し、何度もアタックをしかける事や、
       ペペとのパスワークを交じえて混乱を誘うという対策を立てましたが…
       監督、それならばロングボールでの攻撃も交えるべきでは?」

彼は監督に名指しされてもいないのに戦術へ口を挿んだ。
周囲からはどよめきが起こった。
提案型のミーティングはサンパウロではごく普通の光景ではある。
しかしそれは、監督に指名されたキャプテン…と言うよりも大空翼の特権という暗黙が伴う物だった。

バビントン(今までツバサのプランに矛盾はなかったけれど…
       間違った事は言っていない筈だ。 それにこのプランは………。
       だから多分…もしかして…このままじゃ勝てないかも…。)

思い切り良く言い放ったバビントンであるが、その実、葛藤も相当にあった。
しかし『提案は口にしてみなければ何も始まらない』…と彼は心を決めたのだった。


0ch BBS 2007-01-24