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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】


[146]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/10(日) 17:24:20 ID:???
片桐「どうしてお前がこんな」
陽子「閉めて!お願いドアを閉めて!」

問いかけに対しもはや半狂乱と言っていい程の返事を受け、いよいよ尋常な理由ではないと知らされざるを得なくなる。
やむなく片桐は妹を左腕で抱えながら、開けっ放しとなっていたドアを閉め施錠した。

ドアが閉められた後、陽子は抱きかかえられてベッドまで運ばれる。
シーツの柔らかい感触が皮膚へ伝わってきた時、陽子の感情が再び噴き上がった。

陽子「兄さん、ああっ、よかった、もう、もう、わたし………」

兄の胸に顔を埋め、泣き始める陽子。泣けば泣くほど恐怖が蘇るようで、
次第に赤子のように激しく号泣する。片桐はそんな妹の頭をなでながら、昂ぶりが収まるのをじっと待つ。
嗚咽が静まり、体の震えが収まってから、泣き濡れた顔をハンカチでぬぐい、尋ねた。

片桐「どうしたんだ陽子、お前は日本にいたんじゃなかったのか。何があったんだ」

陽子「逃げてきたの、私が跡取りにされそうになったから」



0ch BBS 2007-01-24