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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】
[153]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ
:2013/03/17(日) 16:24:19 ID:???
路地裏を抜け、人通りの多い大通りを走らせているところで、
自動車電話が鳴り響いた。ちょうど信号待ちの時であったため、賀茂が受話器を取る。
宗義「時間だ、ちゃんと陽子は連れてきたか?」
賀茂「生憎だが、まだらしいぜ」
宗義「………」
思いもよらぬ相手に、相手は押し黙る。
賀茂「もういいかげん、嫌がってる娘を無理矢理連れさらおうとするのはやめるべきだと思うけどな」
宗義「……とりあえず君の頑張りぶりを評価するとしよう。
だが、後継者の件については変えるつもりはない。いずれは娘も理解する」
賀茂「もう諦めろ、どうにもならない事でいつまでも拘っていたら、残り少ない老い先がますます短くなるぜ」
宗義「娘は一時の気の迷いになっているだけだ、
落ち着いて思慮分別を養えば必ず我々の意義を重んじるようになる。必ず娘は取り戻す」
ガチャッ。
賀茂「あっ、おい!……切れやがった、言いたいことだけ言いやがって、ガラスの弁償ぐらいしやがれ」
ぶつぶつとはるか遠くの宗義に向かって悪態を吐く賀茂を、
そしてその下の受話器を、助手席からぼんやりと瞳が見つめていた。
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0ch BBS 2007-01-24