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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】


[171]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/04/11(木) 22:39:58 ID:???
きらめき高校地下1階特別研究所。備え付けテレビの映像を流しながら、
紐緒結奈は椅子に腰かけて2日前に発明したばかりの、
リモコンほどの大きさの最新型バグ検知器とバグ生成機の最終点検を終えようとしていた。
部品の確認を行いながら、現在までの1年間の犯人探索の総括をする。
  
紐緒「(あれから1年たった、私の設計した「バグマシーン」試作機とその理論をまとめた論文を扱える組織は、そう多くない。
めぼしい大学やその付属研究所は全て私自身が潜入し、これはと思う人間の口も割らせてみたけど、結局何も無かった)」

部品の有無を確認し、内蓋に指をのせて指紋を認識させた後で施錠させ、机に置いた。ぼんやりとテレビを眺めながら思考を続ける。

紐緒「(日本国内の有力大学以外の組織で同等の研究・開発能力を有するところは、
せいぜい若林財閥に片桐コンツェルン、ヒューガー関連の研究所、この3つぐらい……
このうち若林とヒューガーの方については大学と同じく全くの収穫なし。残るは片桐のみとなるけれど………)」
と、ここまで考えを進めていたときだった。
  
ガガガガガガガガガ……
  
バグ検知器が作動した。放射能を検知したガイガーカウンターのような警告音が鳴り始めた。
急いで検知器の先を見ると、入場行進を行う全日本ユースときれぼしJAPANの姿が見えた。
思いもよらぬところからの機械の反応に、普段は冷厳な紐緒も目を見開く。



0ch BBS 2007-01-24