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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】


[17]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/11/30(金) 21:34:07 ID:???
とこんらしき老人がボールを右足に挟んで持ち上げ、左足で地を蹴りあげる。
次に左足が地に着いた時、その体は既にセンターサークルにあった。

2歩目を踏み出した時、とこん?はスウェーデンのDF達を飛び越し、キーパーのガレリと真正面で向き合っていた。

ここにいたって、スウェーデンユースのフィールダー達は、何か尋常ならざる事が起こっていることを認識し始める。

ラベリ「あれ、ごーるまえにだれもいない……」
ラーソン「きゅ、急に突風が……」
ブローリン「なんで、キーパーが、いないんだ?」

各々の脳は電気信号を受け取ったばかり、全くの空白が生まれる。この状態は、ガレリの叫び声によって破られた。

ガレリ「…?…う、うわっ、うわああっ!」

ガレリは他のフィールダーと比べて、とこん?の軌跡を一番長く観察できる位置にいる。
その彼でも途中経路がほとんど見えぬまま、敵のキーパーが瞬時に目の前に現れた事で恐慌状態に陥った。

3歩目。とこん?は軸足の左脚を踏みしめ、右足に挟んだボールを落とす。
地面に触れる直前にシュートを放った時、老人は相手に挨拶をした。

とこん?「やっほ」

だが、ガレリがそれを聞くことはできなかった。


ブァガオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!


右足から蹴り放たれた瞬間、叫ぶ間さえなくガレリはボールに叩きつけられた。
そして衝突からほとんど威力を損じることなくキーパーを引きずりながらゴールネットを突き破り、さらに飛び抜け壁に激突した。
あまりの衝撃で壁面や広告板が吹き飛び、さながらスタジアムが爆撃されたかのようだった。



0ch BBS 2007-01-24