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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】


[368]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/07/15(月) 21:42:04 ID:???
フィールド上の全日本の選手達も、全く歯が立たなかった尾崎000000000の攻撃を
始めて食い止めた事で、2人を除きひとまず安堵していた。

その例外のうちの1人である中山は、自身の身に起きた不可思議な事象について、
処理が追いつかずにフリーズしたコンピューターのように、芝の上で横倒しのままになっていた。
共にシュートブロックに向かった若島津がいち早く気づき、中山を助け起こす。

若島津「大丈夫か?」
中山「ああ、大丈夫だ…」

駆け付けた仲間に返事はするものの、どこか上の空といった様子が顔に浮かんでいる。

若島津「どうしたんだ?ボールの動きについていけなかった俺が言うのもおかしいが、
    お前の動きなら触れるぐらいは出来そうに見えたが」

中山「すまん…俺は手を抜くつもりはなかった。ただあの尾崎の顔を見た瞬間、
   体中の力が抜けていってどうにもならなくなったんだ…何故なんだ?」

若島津「さあ……お前は決して手抜きするような奴じゃない、
    だから実際に起こった事なんだろうが、サッカーでこういった事が起こったというのか……」

中山「何か心当たりがあるのか若島津?」

若島津「…俺が鍛錬を積んでいた空手を含む格闘技に存在するとされる、一種の境地みたいなものがあるらしい。
    その人間の気迫・技量・場の状況などを組み合わせる事で、一瞬だけ相手を一種の催眠状態にさせる事が出来ると聞いたが…
    尾崎はそれと同じ事ができるということだろう」

中山「催眠か…本当にとんでもない相手だ」



0ch BBS 2007-01-24