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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】


[523]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/06/29(日) 10:54:52 ID:???
★ついに明かされるか真のキャプテン クラブ4★ 「(これ以上は手遅れになるかもしれぬ)」真のキャプテン、現る!
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尾崎000000000「(現状攻撃陣・中盤共に不安な状況である以上、この後しばらくは
        敵に攻められ続ける可能性が高くなった。
        万が一先制点を許してしまえばキャプテンに合わす顔がなくなる。 省34

[524]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/06/29(日) 10:57:47 ID:???
---------------同時刻 片桐総合グループ執務室--------------------------
宗義「ついに来るようだな」
秘書「はっ、どうもそのようです」
宗義「ふふ」

テレビ中継から交代の様子を見て軽く忍び笑いを漏らす。
悪気がにじみ出てきそうな笑顔へと表情が移っていきながら、独り言のようにつぶやく。

宗義「百獣の王たる獅子といえども、心臓に虫がくらいつけばひとたまりもない。
   陽子、これまでだ。すがるものがなくなれば、戻ってくるほかあるまいて」

省24

[525]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/06/29(日) 11:01:21 ID:???
カビラ「おっと、ここできれぼしJAPAN、選手の交代のようです。キャプテンの尾崎000000000がフィールドから下がる模様。
    まだ前半を半分も残しての交代です。この尾崎000000000といえば、キーパーの森崎くんを除き全くと言っていい程
    全日本の選手達を一蹴してしまった正に名選手、信藤さんはこの交代をどのようにお考えになるでしょうか」

信藤「これははっきり言って私も相手の考えが読み取れません。彼ほどのレベルの選手は 省45

[526]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/06/29(日) 11:04:33 ID:???
              ざっ……

 全日本ユースチームから1人、きれぼしJAPANの方へと歩き出した。

            ざっざっざっ……
 
MFを離れFWを過ぎ、彼はきれぼしJAPANの面々と対面する。

門門「来ました……」
よしと「こんにちな、キャプテン!」
王家ノノン「やっほ^^」
フハハジーチャ「あじゃどう!」
ホホッモモ「キャプテンの交代なんて、興味ないわほー」
省18

[527]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/06/29(日) 11:08:29 ID:???
葵「え…へ……あれ?」
松山「(ど…どうしてそっちへ!?)」
三杉「まさか…まさか!」
日向「何してやがる、さっさと戻ってこい!」
若島津「な、何故……」
森崎「な…何なんだこれは!」

 まさかの離反者に驚きを隠せない全日本。取り分け衝撃が大きかったのは翼だった。
この光景を目にしてまず頭に浮かんだのは、これは幻覚、白昼夢だという事であった。
次に自分は夢を見ているのだと自分自身に言い聞かせていた。 省10

[528]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/06/29(日) 11:15:11 ID:???
翼の親友であり全日本ユースのMFを務めていた岬太郎は、今きれぼしJAPANのメンバーと共に全日本に向かって立っていた。
岬が微笑む。いつもならば誰からも好意を持たれる天使の笑顔が、翼に恐怖をもたらした。

翼「何で、どうして岬くんがそこにいるんだよ!」
岬「どうしてって……こうする為さ」

岬はユニフォームの中央を両手で掴むと、思いきり左右に引き裂く。
岬の胸には他のきれぼしJAPANメンバーと同じユニフォームが備わっていた。
省3

[529]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/06/29(日) 11:19:07 ID:???
 岬太郎の突然の反逆。
 ここで周囲の反応はどうだったか。突然の裏切り、しかも身元も分からぬ異形の集団に鞍替えして
群衆の憤激を誘ったか。不義理不人情の輩と非難と罵倒を浴びせたか。結論から言えば、一般観客は無論の事、
全日本選手の知人達やベンチスタンドで出番を待つ控え選手達でさえ、野次の1つさえ飛ばさなかった。

来生「あれ?岬の奴、何か落し物でもしたのか?」
こんな呑気な言葉が、来生の口からとは言えこの場面で出た事に、その場の雰囲気が現れていた。 省15

[530]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/06/29(日) 11:28:23 ID:???
カビラ「……き、きれぼしJAPAN、尾崎000000000に代わりまして………岬太郎、岬太郎くん、となります」
信藤「えっ!?岬くんは、全日本の選手では…」
カビラ「そうです!登録情報を確認しましたが、確かにきれぼしJAPANの名簿にも岬くんの名前が載っています!……んんう?」

放送から流れる衝撃の発言にようやくにして観客達は状況を理解した。
遅まきながら岬に対して裏切り者としての罵声が浴びせられる事となった。 省44

[531]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/06/29(日) 11:30:57 ID:???
石崎「……ほえっ!?」
滝「い、今何ていった!?」
井沢「た、確かにさっき、中沢早苗、って…」
山森「マネージャーの、中沢先輩と同じ名前……」
新田「いいいやないだろ、だって先輩、ただのマネージャーなんだぞ?!」
来生「うちんとこのマネージャーと同姓同名なんて、珍しい事もあるもんだなあ」

早苗をよく知る南葛出身者は、ほとんどが驚愕を隠す事ができなかった。
南葛中から数えて6年間サッカーに携わってきたとはいえただのマネージャー、 省15

[532]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/06/29(日) 11:39:58 ID:???
放送を聞いて皆きれぼしJAPANのベンチを振り向くと、確かに早苗はそこにいた。
小学生の時は番長然として応援団を率いて旗を振り回し、中学からは一転して翼をはじめとした南葛中・高サッカー部員を
かいがいしくサポートしてくれていた南葛の花。
それが今はキーパーユニフォームを身につけて、全日本の敵にまわろうとしているのであった。

久美「う、うそっ……中沢先輩、どうしてっ……?」
ゆかり「どういうつもりよ、全日本を、みんなを裏切るつもりなの、早苗!」 省40


0ch BBS 2007-01-24