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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】


[776]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/09/23(火) 18:07:44 ID:???
あずみ「えっ」

はさりと風が吹いて枝を揺らす。照らし出された光に映されたあずみの顔は、ポッと赤くなっていた。

あずみ「(あっ、いや、おっ、おちつけあずみ、岬くんが口八丁で誰からも受け入れられるのはあたしがよく分かっているでしょう!
     そんな岬くんの手なんか、あたしにはお見通し……)」
 あずみが葛藤している間に顔はしっとりと深くなり、夕焼けの赤い光ではごまかせないまでに染まっていった。

岬「(ほんとに可愛いなあ、あずみちゃん)やっぱり僕じゃだめだよ、羞恥心はもっと別の方法で取り除いて……」

あずみ「待って!(あっ!)」
 手を放そうと力を緩めた岬の手を、あずみが反射的に両手でつかみ止める。

あずみ「(言っちゃった…)放さないで、もっと触っていって……揉んでも、いいから」
岬「で、でもこんな事を外でこれ以上は……」
あずみ「いいから触って!女の子にこんな事を言わさないでよ!」

ヤケになって大声で叫んだ後、大声と話の内容で恥ずかしくなり、あずみはうつむきかける。

岬「じゃあ、触るよ」
あずみ「……訓練だからね……」

下を向いて独り言のようにつぶやく。さわさわとあずみの胸がさすられていくうち、あずみの顔もゆっくりと上がっていく。
元の位置に戻ってみたあずみの顔は、含み笑いでも照れ顔でもない、まっすぐに岬を見つめる、真剣な面持ちとなっていた。



0ch BBS 2007-01-24