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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】


[803]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 15:50:53 ID:Uz8zwCLY
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 時計の針は再び12時を過ぎ、カチンという音が深夜の公園にしみわたった。
帰国直後のあずみと岬は、他の選手やサポーター達と別れて、東京都内のとある公園にやって来ている。
林立するオフィスビルの間に位置する場所という事もあり、大都市の中心地にも関わらず、光は乏しく2人の他に通る人もいなかった。

あずみ「(なぜ岬くんは、こんなところにあたしを呼び出したんだろう)」
 この公園に到着するまで、あずみは帰国前ブラジルでのワールドユース優勝後に
 岬の口からここでの密会を告げられてから、ずっと考え続けていた。
 ブラジルの対面時に聞かされてからは理由を問いただす機会もなく一切がわからないまま、
どんな事情でこんな見知らぬ場所で2人きりにならなければならないかを考えていた。

あずみ「(そもそも岬くんはまだ姿もみせてない)」
 ただ1人で深夜の公園で相手を待っているうち、もしかして置いてけぼりにされたのか
 とさえ思っていた時、暗闇の遊歩道から岬が現れた。

岬「お待たせ」
あずみ「あっ、岬くん!遅いじゃない、女の子をこんな時間にこんな所で待たせるなんて」
岬「ごめん、東京で電車を乗り間違えちゃったんだ」
あずみ「そう?ま、仕方ないか、迷路みたいなあの路線図をすいすい行ける方がどうかしてるよ」

 ようやく現れた岬に対しあずみは口を尖らせるも、心細さから解放された安心感ですぐ穏やかになり、岬を出迎えた。
岬も肩掛けバックを脇に抱えたまま、あずみに向かって走り出した。



0ch BBS 2007-01-24