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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】


[977]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/01/04(日) 15:36:33 ID:aAU0KLlk
あずみ(ルブラン)「けっ、決意って」

思わぬ言葉にハッとしたあずみはピエールの顔を改めて見つめ直そうとして、釘付けになった。
あずみの瞳を一心に見つめるピエールの瞳が、あまりにも輝き、凛々しく、
こんなにも見続けて咎めがないかと思ってしまう程に尊い瞳が、
あずみの動きを止めピエール以外の事が意識にのぼらなくさせてしまった。

ピエール「語りたい事は幾つもある。告げたい想いも数え切れない程にある。
     だがまずは確認の為に、君の事について尋ねたい。ルブラン、もしかして君は……女性ではないか?」

あずみ(ルブラン)「!」

ひた隠しに隠してきた秘密を明かされ、思わず表情を変える。彼女の慌てぶりに確信したピエールはさらに言葉を重ねる。

ピエール「当然君はガスパール・ルブランではない。誠実で一途で可愛らしい乙女なのだから当然だ、
     マドモアゼル・アズミ・ハヤカワ」

あずみ「!!ど、どうしてそれを…」

女、それも外国人である事を唐突にさらされ、困惑する。そして思わずつぶやいた言葉に、すぐに愕然となる。
これまで隠しぬいてきた秘密を、事実と認めてしまったと。

ピエール「落ち着いてくれアズミ、君が隠し続けていた事実をこの場で告げたのは、君を追い詰めるためでも攻めたてるためでもないんだ。
     私がこの事を知ったのは1年前、この事を知らずに苦しんでいたのはそれからさらに1年前、君と初めて戦った試合の時からだ」

流れるように切々と、ピエールはあずみに対する感情の機微と苦悩を、語り始めた。



0ch BBS 2007-01-24