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【次なる戦いの】もうひとつの物語6【始まり】


[143]もうひとつの物語  ◆Etq65eJh4c :2013/01/23(水) 23:14:07 ID:???
秋「もともと二人は孤児院で育ったらしいんだけど、別々のところへ養子に行くことになったの。
  まぁ、細かいところは置いといて…。
  この大会で優勝したら、春奈ちゃんを鬼道家に養子にしてくれる。そういった約束をしてたの」

祐一「うんうん…。でも、結局帝国は負けちゃったからその話がポシャったってことで揉めたのかい?」

秋「ううん…。元から春奈ちゃんは養子に行くつもりはなかったらしいし、
  自分を気にかけてくれてただけで十分って言ってたんだけど…」

祐一「あー…。あの後半、なんで抜けてたのかってことか。
   【手抜き】に思われてたってことかな?」

秋「それもあるし…。円堂くん、その時間帯に何を話していたのか。
  あなたの口から言ってあげて」

ボリボリと頭をかきながら円堂はちょっと気まずそうにその口を開く。

円堂「アイツが言ったのは…
    『お前たち雷門中が出場できなくなったのは影山の仕業だ。そしてそれは、俺達の責任でもある。
    俺達が勝った場合は特例としてお前たち雷門中を全国へ、もし駄目だったら…』」

祐一「駄目だったら…?」

円堂「『南葛を中心としたチームを作って影山の企みを阻止して欲しい』…。だってさ」

祐一「えっ…。それじゃあなんだよそれ…。さっきのあの話、鬼道は知ってたってことか!試合前に!!」


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