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【俺たち】ファイアーモリブレム42【無頼男】


[252]◆RK7RVcZMX2 :2013/06/28(金) 12:57:33 ID:???
クライフォート「……ぅ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ ” あ ”~ ~ ~ ~ ~」

クライフォートは大きく吠えた後、強く息を吸い込んだ。それは遠くの味方に大声で指示を出すためではない。
この距離を。PA内までの20mほどの距離を全速力で。猛スピードで駆け抜けるための息継ぎだ。

クライフォート「(いつまで理論にこだわっている!?いつまで選択にこだわっている!?
        あらかじめ想定されたケースだけに対応できて、いざ追い込まれたらこの体たらく。
        惨め。あまりにも惨めだぞ。ブライアン・クライフォート!!)」

クライフォートは作戦を考えることを放棄した。いや、それ以上にこの試合で大事なことを閃いたのだ。

クライフォート「(あの選手は疲れて動けないビクトリーノの想いを、気持ちを背負って戦っている。
        ならば俺はこのアヤックスの選手全員の想いを背負おう。
        負けそうなこの状況に困惑し、怯えているアイツ等の恐怖すら背負ってやる。
        ならば俺自身が俺自身で守りに行く状況じゃないか。何も迷う必要なんてなかった。俺は、俺は――!!)」

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!

クライフォート「俺はこのアヤックスの『真のキャプテン』ブライアン・クライフォートなんだ――ッッ!!」

イスラス「(クライフォート…!。ああ、それだよ。俺はお前のそのひた隠してたモノを見たかったんだ。
     常に冷徹であれと自らに枷をはめていた仮初のキャプテン像をついに自分からぶっこわしやがったか)」

三杉「(この絶望的状況にもかかわらず、きっと彼ならばと期待を抱かずにはいられない。
   これこそがチームの旗印。キャプテンとしての一つの完成系なのかもしれないな…!)」

ベルンハルト「くっ…マーカーが一人増えてフリーの状況を作りづらくなっちまった。けどよ!!」

ベルンハルトもここまで試合の流れをひっくり返したことでの気合と使命感では負けてはいない。
自分のアシストによる勝ち越し点が生まれることを信じて、ゴール前でパスを待つ仲間たちにセンタリングを上げた。

ベルンハルト「受け取れ!俺たちブレーメンの勝利の鍵は――お前だァ!!」


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0ch BBS 2007-01-24