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【俺たち】ファイアーモリブレム42【無頼男】
[552]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2013/08/18(日) 10:10:06 ID:???
クライネ「アリティア軍は決して仲間を見捨てない、ねぇ。アタシがアイツ等の立場だったら
絶対に考えられないわ。わざわざ自分の危機を高めてまで助けるほど、
あのジジイに価値なんかないと思うけどー」
アイネ「価値があるとか無いとかじゃないんです。一緒に戦う仲間だから誰一人として死なせはしない。
かけがえのない存在として、あの人たちは見捨てない。私もそう学びました」
クライネ「ふん、くっだらない。気持ちが悪いほどに青臭い連中だことで。
そんなあまっちょろい奴らの暗殺が仕事だなんて退屈だわ。
わざわざアタシが手を下すまでもないわね。ここは手下どもに任せて帰りましょ」
つまらなそうに髪をいじりつつ、帰り支度をしようとするクライネをアイネは鋭い視線で制した。
その目はおどおどとした軍師見習いという偽りの姿とは似ても似つかない、氷のような冷たさを放っている。
アイネ「彼らを甘く見ると死にます。クライネ、私はあの軍で軍師らしいことなんてほとんどしていませんでした。
それでも彼らは、第七小隊の面々は驚く程の戦果を出し実力をつけています。
私なんかいなくても彼らは強い。そしてこれからも強くなり続ける……」
クライネ「何?じゃれあってるうちに情が移ったの?クズはそこで見てなさいな。
大好きなお仲間が殺されるさまをよーく、ね。
それじゃああとはあんたらに任せるわ。ゴミクズ処理はゴミクズが適任よ」
仮面をつけた物言わぬ人形のような兵士たちの肩を叩き、クライネは愉快に去る。
だが、そのとき肩を叩かれた兵士がグラリとバランスを崩して倒れてしまった。
クライネ「ちょ、アタシそんな強く叩いてないって。何すっころんでんのよ!?」
倒れた拍子に仮面が外れたその顔を覗き込んだアイネはハッと息を呑むその顔には見覚えがあったからだ。
それもただの知り合いではない。僅かな時間ではあったけれど大事な仲間として心を通わせ、
そして組織の任務のために裏切った大切な親友。見間違うことはない。
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0ch BBS 2007-01-24