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【俺たち】ファイアーモリブレム42【無頼男】


[715]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/25(日) 13:55:22 ID:???
★セシルサッカー練習→ クラブQ ★
>クラブ→スキル開発(戦術コマンドや能力アップ系)

戦闘技術の指南書があるように、サッカーにも技術書や専門書がある。
以前はカタリナが読みすすめていたその本を開き、セシルは複雑な心境で目を走らせていた。

セシル「(……この本を読んでいるあいだも、あの子はアタシたちを如何にして
    出し抜くかを考えていたっていうのかしら。
    軍師として選手として、小隊のために、チームのために
    自分はありたいと語っていたあの姿も……全部、全部嘘、幻だっていうの?)」

今は亡き親友クリスから託された最後の希望。カタリナの奪還。
もちろんクリスの遺志は尊重したいしセシル自身もカタリナを改心させたいという思いは事実だ。
だが、やはり心のどこかでは彼女のことを恨んでしまう自分がいる。
アリティアを裏切り、自分たちを裏切った彼女のことをすぐに許せるほど、
セシルは自分が柔軟な人間でないことを自覚していた。

セシル「……でも、信じてあげたい。あの子を信じることができる人がいなくなったら、
    たとえあの子が帰ってきたとしてもあの子の居場所はなくなってしまうから」

あの日のカタリナの笑顔はきっと本心からのものだったはず。
たとえこの願望が再び裏切られることになろうとも、自分は信じることをやめたくない。
彼女の『トモダチ』だった自分の生きてきた過去を否定することはしたくない。

セシル「カタリナ。アンタが読んでいたこの本の内容をモノにできたら……
    少しはアンタの抱えてた悲しみや苦しみを……一緒に抱えられるのかもね」


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