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1- レス

【チャ・ザ様が】私の巫女様4【見てる】


[464]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/03/18(月) 03:16:09 ID:???
菱形
「上げて!」

君代
「!! は、はい!」

今まで見た事も聞いた事も無い、菱形先輩の表情と声。
それを感じ取ってしまった私に、断る事なんて出来ません。

コーナーキックの為に陣形を整えられます。
クロスが上がる菱形先輩の位置は……伊坂の目と鼻の先。

私怨に駆られて、判断力が落ちているのでは……?
普段の菱形先輩を鑑みると、そう考えられてもおかしくない位置取り。

解説 省20

[465]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/03/18(月) 03:20:04 ID:???
菜々子
(いいの?本当に上げちゃって〜?)

君代
(大丈夫です、上げてください……菱形先輩に!)

菜々子
「私、しらないわよぉ〜!」 バシュッ!

どことなく不安そうな顔で放たれたコーナーキックは、それでも正確に弧を描いて菱形先輩の頭上へ。
菱形先輩が――伊坂を背負うようなポジショニングを取ります。

一体何を……?

菱形
(霧月……)

伊坂
(おあつらえ向きに俺の守備範囲だ)

菱形 省7

[466]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/03/18(月) 03:21:18 ID:???
伊坂
「何っ……菱形、俺に密着して!?」

菱形
(遅いかしらね……今頃になって言うのも。
私は……霧月、貴方の事が好きだった。貴方の事を大切に思っていた!)

伊坂
「くっ、グッ……離れろ!」

菱形先輩が、伊坂に逆密着マークで張り付いている……!?

黒咲
「そうか! ケリはある程度スペースが無いと使えない!
 あの距離なら、体廻し蹴りも何も……ケリ技は使えないのか!」

なるほど、そんな意図が!

菱形 省5

[467]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/03/18(月) 03:36:52 ID:???
BGM:Rebirth
youtube

ダイヤ5=「ドロップ」

ダイヤ6=「ファイア」

ダイヤ9=「ジェミニ」

――ダイヤ5+6+9=「バーニングディバイド」

菱形
「霧月ィィィィィ――ッ!」 バッッッ、グルンッ!

その場で屈むと、伊坂を飛び越えん勢いで飛び上がり――
空中で体勢を変え、これはオーバーヘッドキック!?

伊坂
「グウゥッ!」 バッ!
省9

[468]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/03/18(月) 03:39:58 ID:???
                   バキィィィィッ!

伊坂
「グウァッ!」 ドシャアッ!

名護
「ブロウクンファ……ぐぉぉっ!」 バゴンッ!

ザンッ! ピィイイィィィィィィーッ!

伊坂を接触プレーで弾き飛ばし、そのシュートに飛びついた名護も吹き飛ばし。
無事菱形先輩の戦いと、試合を終わらせる4点目が加えられました。

剣立
「やった! 流石は菱形さん!」

菱形
「……」

シュートを撃ち、因縁にも終止符を打った菱形先輩。 省5

[469]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/03/18(月) 03:47:04 ID:???

伊坂
「俺が、俺がやられる……? ぐぅっ!」 ガクン

菱形
「……」 クルッ

度重なるビッグプレーに加え、この吹っ飛び。
更には試合が完全に決まった事からでしょう、糸が切れたように崩れ落ちる伊坂。

それを菱形先輩は一瞥すると、静かにベンチで待つ有栖さんと交代し退いて行きました。

喜ぶ剣立先輩と共に、安らかな笑みを浮かべて……。

System
【"頼れる先輩"菱形 咲夜】のイベント【vs伊坂】が完了しました。 省17

[470]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/03/18(月) 03:50:39 ID:???
今日はここまで。
暫くはこの試合の後始末に費やされると思いますが、どうかご勘弁を。

覚えておいて欲しい事
・4月から命達は二年生、先輩は全員三年生に
・【有栖 菜々子】は3月後半で卒業

[471]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/03/19(火) 04:28:32 ID:???
その後、相手からの目立った反撃は無くこちらの攻撃も控えめな物になって行きました。
戦意の無い相手に襲い掛かるような事を、衆人環視の元行いたくなかったですからね。

ピッ、ピッ、ピッ、ピィイイイイーッ!

実況
「試合終了ーっ!
すんげー結果になったぁーっ、4−0で新サッカー部の大勝利!
この人達、元はオカルト研究会の人達だよね?」

乙女
「それは存じ上げませんが……この長野を引っ張って行けそうな者が見受けられました。 省24

[472]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/03/19(火) 04:31:35 ID:???
君代
「何かの間違いでも嘘でもありませんよ、私達の勝ちです。
約束通り、サッカー部を名乗る権利頂戴しますよ」

名護
「勝手にしなさい、私は帰って寝る! 起きれば全てが……」ブツブツ

そのまま、フラフラと去って行く名護。
ダメそうですね、マトモに会話出来る状態ではなさそうです。

まぁ誓約書もある訳ですし、文句は言わせません。
怖いのは……単純に暴力でしょうかねぇ。

そう考えていると、男が一人私の近くに……伊藤、誠その人。 省10

[473]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/03/19(火) 04:37:06 ID:???
突然の質問に、困惑気味に返す私。
聞いているのか居ないのか、伊藤は捲し立てます。

伊藤
「どうして、こんなサッカー部にあんなメンバーを揃えられた?
ゴーグル野郎……鎌瀬はまだ解る、仇だろうからな。

だが有栖桃子に有栖菜々子、それにお前は格が違った!
それ以外だって、とても素人には見えない位強かった!

何だ、お前と俺の何がそう違う、選手を見る目か……それとも才能か!?」

……負けてその理由を相手に聞くって、どうなんでしょう。 省24


0ch BBS 2007-01-24