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1- レス

【イレブン】パラレル代表記【EDIT】


[11]パラレル ◆rQag3XpjyI :2013/01/30(水) 00:05:13 ID:???
9人目の指名→滝一

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滝一

中学・高校では右ウイングという特異なポジションで、サイドアタックのみに磨きをかけた。
そのため、自身の能力はそれほど高くはないのにも関わらず、サイドアタックの第一人者の呼び声高く、
その認知度は高い。

だが、時代の趨勢は彼に味方しなかった。
折しもゾーンプレスという戦術が大流行し、フィールド中央部での戦いが激化した。
その戦いを避ける、という選択肢は出てこず、監督は数的不利を嫌い、中央に選手を集める。
そのため、サイドアタッカー、ましてや攻撃に特化したウイングをポジションとして持つチームは、
ほぼ絶滅危惧種と化し、彼の働き場は時代の要請により無くなったのである。

ただし、古めかしいサッカーを続けるチームはあった。
ブラジルの匂いを漂わせ、Jリーグ創成期に黄金時代を築いたヴェルディ川崎は、
左ウィングを主戦場とするサッカー界のスーパースターKAZUを擁したこともあり、
頑なに3トップを守り続けた。
そこに入団した滝は、唯一自身のアイデンティティーを発揮できるクラブで、
その一芸を守り続けたのであった。

コンパクトなハイプレスが一世を風靡したサッカー界は、しかし新たな進化を遂げようとしていた。
プレーの自由度が比較的認められたライン際において、優秀なサイドアタッカーが
守備を無力化する時代が来るのはまだ先のことであるが、その兆候が見られ始めたのが
スペインからだったのは、滝にとって素晴らしい偶然というより他ならない、

本人としては、自分を生かせる長身FWのいるチームに行きたいと願っているだけであった。



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0ch BBS 2007-01-24