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【イレブン】パラレル代表記【EDIT】


[121]パラレル ◆rQag3XpjyI :2013/02/05(火) 22:03:27 ID:???
賀茂「当時から奴はず抜けていて、MFとして欠点のない選手だった。
それを手本に追い抜こうと努力する行為は決して無駄にはならなかったろうし、
準優勝に終わったチームのトップ下ならば、それはして当然の行為だったはずだ」

しかし、少年は身近な対象しか見ようとせず、選手としての道を誤った。
日本、いや、もしかして当時から世界ナンバーワンMFとの距離感をまったく感じとらないまま、
彼は成長してしまい、今日に至っている。

賀茂「今の代表の中盤を見ろ。もちろん総合力では翼が断トツだ。
そんな中でも、皆、自分の持ち味を出そうと必死になっている。
三杉は戦術眼を鍛え、岬は黒子に徹し、山森は視野の広さを鍛え、
松山は体を張り、本多はロングパスでチャンスを演出する。
(その気になれば、翼はすべてのプレーができるのだろうが)皆、自分だけの武器を持っている。
翻って、お前はどうだ。自分らしさがあるか。
日本の中盤で、これだけは誰にも負けないという武器はあるか?
……お前は、プレー自体は大空翼にそっくりだ。
完全無欠で、何でもこなしてみせて。
だが、その質は雲泥の差がある。ただの劣化翼だ」

雪村の性格を考えるのであれば、おだてるのが正解だったのかもしれないと賀茂は思う。
それでも、黙っていられなかった。
本当ならば、大空翼に匹敵するかもしれない才能を持っておきながら、
その子供じみた無邪気さで台無しにしてしまったことへの怒りがあったのかもしれないし、
それをこれまで正せなかった自分が許せなかったのかもしれない。



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