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【平日が】キャプテン霧雨95【戦いだ】


[291]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2013/02/26(火) 02:40:33 ID:???
何気なく、本当に何気なく。
こいしのカット能力はチームのみならず幻想郷で随一となっていた。
早苗は気軽にパス練習をしていたはずが、いつの間にか実戦以上の緊張に苛まれていた。

こいし「〜♪」

早苗「(ぐっ…!どういうことですか…!この私のパスがすべて…!)」

味方として考えれば頼もしいはずなのだが、それよりも越えてやるとの執念に燃えるのが早苗である。
ギリギリを狙ったパス、コースを変えたり曲げたりとあらゆる手を尽くす。
…尽くすだけの実力が引き出されていたのだが、早苗自身は気付くことはなかった。
それはともかく、こいしはその早苗のパスを軽々とカット。

こいし「よっ…と」

バシッ!

早苗「ぐぬっ……!」

苛立ちに声を荒げそうになるが、抑える。
相手はチームメイトで共に練習をしているだけだ。
だが、このまま引き下がれはしない。どうすれば通るか、頭を回転させる。

早苗「(こいつは、コースを的確に読んでくる…。
    その裏を取るにはどうすれば………)」

とまで考え、早苗は自分が思い違いをしていたことに気が付いた。
ここは幻想郷なのだ。パスを触らせないようにする手段ならいくらでもある。


0ch BBS 2007-01-24