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1- レス

【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】


[418]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/10(土) 09:41:56 ID:???

[Ogni fine di ottobre(それぞれの10月末日)]

〜モニカ・センペルテ・ディマーレの場合〜


パチリッとはいかない目覚め。
細見な上に、この年齢の女の子にしては長身な彼女。
その血圧は当然低く、寝起きの時は気怠さが纏わりつく。
モニカ・ディマーレにとっては馴れた目覚めではあったが、段々と覚醒が進むにつれ、
これが決して『いつも通りとは言えない』朝であると理解していく。

モニカ「はぁ…」

まだ見慣れる事のない天井、この時期にしては肌寒さの少ない気候。
なによりこの部屋のベッドは1つ… ルームメイトであった騒がしい後輩が居ない。
階段を降りれば両親が朝のひと時を過ごしているが、それでも心に巣食う寂しさは否定できなかった。

モニカ「フィレンツェかあ…」

幼少時から慣れ親しんだミラノを離れ、モニカは両親と共にフィレンツェへと越して来ていた。
8月に友人と訪れる機会のあったこの街。
一体どういった奇縁がこの街と自分にあるのかと、モニカは空に問う。
いや… 街その物よりも、この街のカルチョチームとであった。


0ch BBS 2007-01-24