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【貴公子達の】Another-CⅡ_7【憂鬱】
[525]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/08/23(金) 14:17:13 ID:???
ディエゴ(相変わらず滑稽な奴だ。 サッカー選手なんかよりコメディアンの方が余程向いてるぜ。)
笑いを噛み殺し、ディエゴは少しだけ瞼を閉じた。
血液が沸騰するかのような彼自身の熱量の中に黒い液体による熱が注ぎ込まれた。
10月後半における夜風は既に肌寒いが、ディエゴには丁度良いくらいに心地良かった。
ディエゴ(グランディオス… お前はクライフという男をまるで分かってない。 ま、神格化するのは勝手だがな。
それと…何を口にしたか? ハングリー? 反骨精神? 嘲笑を堪えるのに必死だったぞ。)
そんな思考とは裏腹に、ディエゴの表情からはいつの間にか笑みが消失していた
替わって映し出されているのは憎悪のような感情。
冷たく焼き付いたような悲哀と憎しみの顔だった。。
ディエゴ(まあいい、お前のことはいつまでも指先のように扱ってやるよ、グランディオス。
しょせん人間はハトの群れと同じ。 一羽が右へ飛べば全部が右へ行く。
どいつもこいつも自分の利益とうぬぼれしか見ようとしない気取り屋どもの集まりだ。
悪いがオレはもっと気取らせて貰って、そういう『ハトの群れ』をとことん上から『支配』してやるぜ。)
ディエゴはスックと立ち上がり、ようやく中庭を後にした。
フィレンツェの夜闇と静けさだけが残った。
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0ch BBS 2007-01-24