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1- レス

【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】


[574]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/28(水) 16:53:44 ID:???

想定通りに事態は(あくまでひとまず)収拾へと向かい、三杉は安堵する事が出来た。
モニカを落ち着かせて慰める役目はミハエルが担い、ミュラーも甲斐甲斐しくフォローしてくれる筈である。
そしてバルサBとの試合も滞りなく行うことが出来る… 彼らを踏み台にする事が出来るのだ。

三杉は改めて集団へと向き直った。

三杉「挨拶が遅れて申し訳ありません。 お初にお目にかかります、バルセロナBの皆さん。
    私は本日お相手をさせて頂く、フロレンティア・ヴィオラでキャプテンを務めている者です。」

努めて丁寧な口調で告げると、バルサB側は満場騒然な様子を見せた。
この反応で三杉の目は決定的に座った。

フェルディナンド「監督のフェルディナンドだ。 今日は我がチーム調整のために全霊を尽くしてもらうぞ。」

三杉「ええ。 では控室まで案内します。 どうぞ足元に気を付けてついてきて下さい。」

クルッと身をひるがえし、相手を確認する事もなくスタスタと歩き始めた。
バルサBの選手たちはそれにつき従うのだった。

ディエゴ(見事な手並みじゃないか。 オレの思惑が全く外れるとは考えなかったぞ、フフ。)

三杉(僕はこの無頼漢が一番困る事をやってやらなければならない。
    それは感情的になっていては決して出来ない事だ。 今はこれで良い。)

ヴィオラとバルサBの間からは熱さや敬意といった物の一切が失われた。
これから1時間後に始まる試合には、冬の季節を先取りするような冷たさが漂う事が確実と思われた。


0ch BBS 2007-01-24