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【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】


[584]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/29(木) 20:20:18 ID:???

<ヴィオラクラブハウス/応接室>

ミハエルはモニカの手を引き、クラブハウスの小さな応接室までやって来ていた。
ミュラーは得意のココアを淹れてくると言って、ひとまずこの場を離れている。

本心ではあの場で激昂したかった彼だが、三杉の言動に示された意を理解して引き下がった。
そしてそれは正解だったと改めて感じていた。

モニカ「………」

モニカは時折口を手の甲で拭うような仕草を見せているが、それほど激しく…
言うなれば、唇が擦り切れて血が滲むほど強い力で行っているわけではない。
嫌悪感は働いているが、感情が暴走していない証拠である。

ミハエル(彼女の心のケアと保全が第一に考えるべきこと… それが出来て本当に良かった。)

周囲に居た自分達が我を失って騒乱していれば、思考が届いていなかったモニカの心には
『周囲がこれほど怒る、重大な辱しめを自分は受けた』という思いが焼き付いていた事だろう。
そしてそれは彼女の未来に影を差し続ける重大なトラウマとなっていた筈だ。

ミハエル(それでも彼女が辱しめを受けた事実には変わりません。
     私は彼… いや、奴に然るべき報いを与えてやらなければ…)

一段落がついたところで、また沸々と怒りの感情が広がってくるが…


0ch BBS 2007-01-24